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皆で防ごうインフルエンザ

鳥インフルエンザ

鳥インフルエンザはA型インフルエンザウイルスが鳥に感染して起こる感染症です。野生のアヒルや鴨を自然宿主として存在しています。腸の中で増え、水中で糞を媒介として感染していきます。こうした水禽類のアヒルや鴨は、感染して宿主となっても発症することはありません。ただし、これが家禽類のニワトリや七面鳥、ウズラなどに感染すると、かなり高い病原性をもたらすものがあり、それらを高病原性鳥インフルエンザと呼んでいます。養鶏産業において、世界的な脅威になっています。これまでは鳥インフルエンザが人間に感染することはないとされてきましたが、実際は東南アジアを中心に人への感染が確認され、鳥インフルエンザが原因と見られる死亡例も確認されています。このウイルスが突然変異を起こし、人から人に感染することが現在懸念されています。詳しくは【新型インフルエンザ】のページを参照していください。

人にはうつらなかったはず…

鳥インフルエンザは鳥類だけのもので、人間には感染しないとされてきました。しかし、2003年以降、鳥インフルエンザの人への感染が東南アジアを中心に確認され、2006年以降には、中央アジア、ヨーロッパ、アフリカでも鳥から人への感染が確認されました。WHO(世界保健機関)によると、人間から人間へ、鳥インフルエンザが感染したことが発表されています。分析によると、これからも人から人に感染しやすいウイルスに変異する可能性が高くなっていて、世界的なパンデミックが懸念されています。日本での鳥インフルエンザは、宮崎県で確認された事例がありますが、緊急措置を実施し、国際獣疫事務局に通報するなど、適切な措置をとっています。鳥から人間に感染する鳥インフルエンザの型はインフルエンザA型で、H5N1亜型になり、養鶏場などで鳥の世話をしている人への感染になり、鶏肉や鶏卵を食べての感染ではありませんが、いつウイルスが突然変異を起こすか分かりませんので、将来、鶏肉や鶏卵から鳥インフルエンザに感染する時代がやってくるかもしれません。過去の人への感染例を見ると、患者数は2003年のオランダでの89人が最も多く、死亡者数は1997年香港での6人が最も多くなります。これが人から人に感染するようになると、世界的にパニックになることが予想されます。

人が鳥インフルエンザに感染すると

一般的な症状として、インフルエンザ特有の突然の高熱、咳や喉の痛みなどの呼吸器症状、倦怠感や筋肉痛などの全身症状が現れますが、原因ウイルスによってかなりの違いが見られます。

上記したような通常のインフルエンザの症状から、全く気にならない程の軽症、合併症として重篤な肺炎、急性呼吸窮迫症候群、多臓器不全などで一気に悪化して死亡するものまで様々な症状を見せ、一定していません。

H 5 N 1 型

この型の鳥インフルエンザに感染すると、通常のインフルエンザ症状の他に、腹痛や下痢、嘔吐、胸痛が見られ、多くは早い時期にウイルス性肺炎からくる下気道症状が認められました。鳥インフルエンザを発症して6日前後で急性呼吸窮迫症候群を発症した例、発症から3〜5日で呼吸不全を発症した例、多臓器不全、播種性血管内凝固症候群の発症、呼吸症状の出ない脳炎なども報告されています。H7N7型での発症例も報告されていますが、H5N1型の方が、症状が一定していないながらも重く、致死率も56%と高くなっています。

鳥インフルエンザが疑われる場合

鳥インフルエンザにかかると、通常のインフルエンザと同様の症状がでますので、一見鳥インフルエンザとは分からないでしょう。発病前に鳥インフルエンザが発生していて、人に感染する可能性のある地域に居住している場合、鳥インフルエンザとみられる病気にかかった鳥や死んだ鳥と接触した場合、肺炎症状を起こしている人と接触した場合などは、鳥インフルエンザに感染した可能性を考慮しなければいけません。鳥インフルエンザが発生した国に渡航歴がある場合も同様です。この場合、保健所に相談すると共に、医療機関に事前に電話連絡を入れ、診察にはマスクを着用し、できるだけ周囲の人と接触しないように心がけなければいけません。鳥インフルエンザが人に感染した場合、法律によって指定感染症に指定されていますので、入院勧告が出されます。