HOME
リンク
サイトマップ
皆で防ごうインフルエンザ

肺炎

インフルエンザの合併症の1つとして、肺炎が挙げられます。体力のない子供や高齢者では注意が必要ですが、特に、呼吸器系や心臓に持病のある人は注意が必要です。肺炎は死亡することもありますので、体力のない人は注意が必要です。75歳を過ぎると肺炎での死亡率が急激に高くなります。高齢者になると、唾液の分泌量も減り、細菌の増殖を招きます。細菌を含んだ口腔内の分泌物を誤嚥することにより、肺での細菌処理が追いつかなくなり、肺炎を引き起こします。おかしいと思ったら、早急に医療機関を受診しなければいけません。肺炎は、インフルエンザの合併症の中で、最も多い病気で、重症になると死亡する可能性もある怖い病気です。

インフルエンザと肺炎

普通の風邪から肺炎を合併することは稀ですが、インフルエンザから肺炎を併発する頻度は、高齢者で言えば1/4が細菌による二次感染で肺炎にかかっています。重症になると命を落とす例も少なくありません。高齢者だけではなく、子供がかかった場合も同様に、重症化する傾向にありますので注意が必要です。インフルエンザからくる肺炎は、原発性のウイルス肺炎と、細菌の二次感染からくる細菌性肺炎がありますが、頻度としては、細菌性肺炎の方が多くみられます。インフルエンザを発症して、4〜5日過ぎても発熱が治まらない場合、一度熱が下がっても、再び発熱し、咳が続いて呼吸が苦しくなる場合などは肺炎を疑ってみるべきです。

細菌性肺炎

細菌性肺炎は、原発性として、細菌の感染が肺炎の直接の原因になっているものと、細菌の二次感染として、ウイルス性の上気道炎が原因になっている肺炎があります。細菌性肺炎の原因となる菌は、インフルエンザ菌(インフルエンザウイルスとは別)、肺炎球菌、黄色ブドウ球菌などがあります。

インフルエンザ菌b性肺炎

主に乳幼児に多く、生後半年から4歳くらいに多くみられ、5歳以降になるとほとんどみられなくなります。発症は冬に多く、細菌性肺炎の原因として1番多いものです。ヘモフィルインフルエンザ菌b型が最も強く、全身型感染症の95%を占めます。この全身型感染症はヘモフィルインフルエンザ菌b型が血流の中に鼻咽腔から入り、身体に広がって菌血症になります。こうしたことで、肺炎を起こしつつ、各臓器で炎症も起こります。このタイプの肺炎は、肺炎の症状の他に敗血症を同時に起こす可能性がありますので、かなり注意が必要です。程度としては重症の部類に入り、神経系の後遺症も多く、気管の入り口が腫れて炎症を起こし、ふさがれてしまうことによって起こる重篤な呼吸困難もあります。これは集中治療を必要としますので、早めに治療を行うことが重要になります。

この型の肺炎には、全身形感染症の他に、粘膜型の感染症もあり、中耳炎や副鼻腔炎、気管支炎なども起こします。

肺炎球菌性肺炎

新生児を除く、全年齢にみられる肺炎です。成人では細菌性肺炎で一番多いタイプの肺炎です。高熱と激しい咳が出て、最初は乾いた咳が1〜2日あり、次に膿のような痰が出る咳に変ります。腹痛、中耳炎、髄膜炎、副鼻腔炎、心内膜炎を起こす肺炎菌です。

黄色ブドウ球菌性肺炎

このタイプの肺炎の70%が乳児と言う、子供に多い肺炎です。発症例は少なくなってきていますが、発症すると進行するのがとても早く、院内感染が問題となる重症感染症です。ウイルス性上気道炎の二次感染が一番多く、肺炎を起こすことにより。呼吸器系に重篤な症状を現します。肺膿腫、膿胸になる可能性もあり、死亡率も高いので警戒しなければいけない肺炎です。